今年も蒸留の時期です。
昨日、おかむらさきの花を手に入れたので朝から作業となりました。
利用するのは銅製蒸留器のアランビックです。
タンクに蒸留水をいれます。このタンクは10リットルのものになりますが、今回は3リットルの蒸留水をいれました。
蒸留を始める前に仮設置をしまた。今回はこんな感じです。
水の入ったタンクの上には刈り取ったラベンダーを入れます。ラベンダーはおかむらさきです。
水の入ったタンクの上にラベンダーを入れたタンク、その上に玉ねぎ型のタンクをのせます。
各タンクのジョイント部分には蒸気が漏れないようにキッチンペーパーを挟んでその上にアルミ箔を巻いて麻ひもで縛りました。
これをまじめにやらないと蒸気が噴き出して大変なことになります。
蒸留開始です。一番下の蒸留水を入れたタンクは先に台所のコンロの上で沸騰寸前まで加熱してから作業を始めています。カセットコンロだけでやると水から沸騰までで結構時間もカセットボンベも使うことになります。
冷却部の青いホースは、水道につながっています。透明のホースは温まってしまった冷却水を排出するためのものです。排出はホースの状態と冷却タンクの傾き方などで、ホースから排出されずにオーバーフローしてしまう事があります。
↑こんな風に
そうなった時のことを考えてラベンダーウォーターを受ける容器の高さと位置(冷却タンクに密接させないであふれた水を蒸留水と混じらないようにする為)を決めてやる必要があります。
冷却用の水は大量に流す必要はなくて、ちょろちょろという感じです。加熱するカロリーにもよりますが、冷却タンクを触ってみて下から1/3位の所が少し冷たく感じる程度になっていれば大丈夫です。冷却タンク全体が熱くなってしまう場合は水量を増やします。
点火後数分で、オイルの混ざったラベンダーウォーターが出てきました。ラベンダーウォーターが規定量まで溜まるまで暫し待ちます。
今回は1.5リットルを目標にしています。およそ1時間30分程度で火を止めました。
蒸留した後のラベンダーはこんな感じにすっかり色が抜けて灰色になっています。
さて、もう一回蒸留します。庭からラバンディン系のグロッソを刈り取ってきました。
2回の蒸留で出来たラベンダーウォーターとオイル。
おかむらさきはウォーターが1.5リットルとオイルがおよそ12ミリリットル。
グロッソはウォーターが1.5リットルとオイルがおよそ22ミリリットルでした。
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